2020年3月22日

十字式健康法

2020.3.22

以下は、僕の治療成功例ではない。
ただ、結果的には「なぜかうまくいっている」という症例である。

40代男性
慢性疲労症候群疑い
「自分でいうのも何ですけどね、僕はうつになるタイプではありません。メンタルだけは人一倍強いつもりです。
そういう僕が、数か月前からやたらと疲れて、何とも言えない重だるさを感じるようになりました。
気持ち的には働きたいんです。気力は全然あります。でも、体がついていかないんですね。一体これは何なんでしょう?
症状には波があって、いいときはいいんです。でも調子が悪いときは、朝起きてからずっと肩や首が重い感じです。
気づいたんですが、便通のいいときは調子もいい。逆に下痢のときは、体が重くて、仕事にも行きたくないぐらいです」

続きはnoteに掲載しているブログをご覧ください。

フレイ効果

2020.3.22

「頭の中で声が聞こえるんです。米軍か防衛省の関係者が僕を嫌がらせるために、レーダーを使って夜な夜な攻撃してくるんです。変な音を聞かせたり、僕宛てのメッセージを送ってきたり、ということもあります。本当ですよ。ある日、耐え難くなって、部屋の窓をいきなり開けたんです。そうすると、道路の向かいに止まっていた不審なバンが、僕に目撃されたことに気づいて、急発進で逃げて行きました」
こういう患者が来院したら、主訴を聞きながら医者が考えることは、だいたいこんなところである。
「思考吹入、か。主症状は幻聴だが、リアルな幻覚もある。意思疎通は保たれている。発症初期のようだから、エビリファイあたりで様子を見ようか」
そう、典型的な統合失調症の症状である。こういう患者の話をまともにとりあってはいけない。ことさら否定するでもなく、あまり強く肯定するでもない。どの抗精神病薬が適切か、淡々と見極めるのみである。

 

続きはnoteに掲載されているブログをご覧ください。