2020.2.17
前回に続いて、医学史から抹消されたライフの話。
現代の人はもう誰も、ライフのことを知らない。
「キャンプなんか行くと、けっこう使うけどね」
うん、ナイフだね。
あのさ、もうそういうボケはいいよ。前回まで話してた、あのライフのことじゃないか。
「これのことだっけ?」
ワイフ、って言わせたいの?
確かに僕も素敵なワイフ欲しいけど、今話しているのはライフのことね。
「ゲームしてる人なら、ライフにはいつも気を遣っているよ」
画面の右上とかに出てるあのライフゲージね。って、そっちのライフじゃなくて!
「わかるよ。近所でいつもお世話になっている。これのことでしょ?」
そうそう、俺もいつも買い物してるわー。
関西だけかと思ったら東京にも普通にあって驚いたなぁ、って、そっちのライフでもない!もうええわ!
と、一人ボケツッコミはこれくらいにして本題に入ると、僕が言ってるのは、lifeではなく、Royal Raymond Rifeのことである。
そう、人類はかつて、癌に対して完全勝利を治めていた時期がある。ライフの開発したユニバーサル顕微鏡と音波マシンによって。
しかし今日の医者は誰もライフのことを知らない。放射線と毒物を使った”治療”と称する行為によって、癌患者から金を巻き上げている。
現代は「医学の暗黒時代(the Dark Age of medicine)」である。盲人(医者)が盲人(患者)の手をとって地獄へと導いている。
ライフは自身の発明した顕微鏡により、生命の真髄を確かに見た。彼が「癌ウイルス」と命名したものは、実は、すべての生命体の内部に存在する最も微小な有機体だった。
すべての生命体の体内に存在するこの最も小さな有機物を確認したのは、しかし、ライフただ一人ではない。
ギュンター・エンダーライン(ドイツの昆虫学者。1872〜1968)とガストン・ネサン(フランスの生物学者。1924〜2018)も独自にこれらを発見していた。
従って、この最小有機体の呼称は、マイコプラズマ(mycoは”真菌”、plasmaは”柔らかいモヤモヤしたもの”)と呼ばれたり、protits(あるいはendobionts)やsomatidsと呼ばれたりする。
この有機体は、湿った酸性環境では柔軟性のある真菌様の形態(マイコプラズマ様)をとる(なお、死は究極の湿潤・酸性環境である。これとは反対に、健康体はアルカリ性である)。
ただ、真菌と違うのは、これらの有機体には強固な細胞壁がないことである。細胞壁の代わりに流体状の膜を持っており、これは状況に応じて形態が変わる。
この有機体は、現在のところ一応細菌に分類されている。しかし一般に細菌は、真菌と同様、強固な細胞壁持っているのが普通である。
そこでこの有機体は特に、”Cell Wall Deficient bacteria”(細胞壁欠如細菌。略してCWDs)と呼ばれている。
CWDsは学問的分類上、独自の界(kingdom)に属するとすべきという考えもあれば、細菌類ではなくて真菌類の一部と考えるべきとする考えもある。
そう、ある振る舞いをみれば、CWDsはまるで真菌のようである。異常な酸性環境下では細胞壁を生じ、体内の不要物をもとに代謝活動を行う。糸状の細胞壁を周囲に張り巡らせるところも、真菌とよく似ている。
しかし繰り返すようだが、こうした形態をとるのは、変性疾患を促進するような酸性環境においてのみである。
CWDsは通常、極めて小さい脂肪球のように見え、あらゆる生物体内(ヒト、動物、昆虫、微生物、植物)に存在する。医者を含めほとんどの人はCWDsのことを知らない。
これこそが生命の本質であり、健康と病気の鍵を握っているのに、である。
生命、健康、病気、死。これらのすべてにCWDsが密接に関わっているのだが、CWDsについては既知よりは未知のほうが多い。
これはひとつには、CWDsの培養が極めて困難なためである。また、体液や組織の標本を生きたままで観察するには特別な顕微鏡が必要であるが、ライフの顕微鏡が破壊されて以来、このような顕微鏡は一般には用いられていない。
一般の研究施設で使われている顕微鏡(電子顕微鏡)は標本をプレパラートにする際に、有機体を殺さなければならない。このため、有機体内のCWDsの観察は極めて難しいし、CWDsのライフサイクルを観察することに至っては、まず不可能である。
一方、ガストン・ネサン(主流派から迫害を受け、ライフと同じように無視され続けている)は集光能力の高い顕微鏡(ソマトスコープ)を独自に開発した。
この顕微鏡によって、ネサンは組織内の液体(血液、リンパ液、尿、あるいは野菜ジュース)のなかに極小の生命体(CWDs)が”躍動”する様子を観察し、これをソマチッド(somatids)と命名した。
すでに百年近く前、ギュンター・エンダーラインが暗視野顕微鏡を使って血液標本中にCWDsを確認しており、彼はこれを”endobionts”(あるいは”protits”)と名付けた。彼はこれをあらゆる生命体のなかに見出した。なんと、干物の切れ端のなかにさえあった。長年の研究の結果、彼はひとつの結論にたどり着いた。「enodobiontsは不滅であり、これこそが細胞の生命の本質である」と。
しかし現代医療に従事する医者は、ネサンのこともエンダーラインのことも知らないし、生命体の体液中にCWDsが存在することも知らない。
すべて、病気治療から金を収奪するためである。
病気とは何か、ということの核心をつかむにはCWDsの理解が不可欠である。
次回はCWDsについて深掘りしよう。
参考
“Proof for the cancer-fungus connection”(James Yoseph著)
2020.2.16
新型コロナウイルスが日本でも流行の兆しが見え始めたという。
適切な食事を心がけていれば、基本的には恐れることはないと思う。
以前のブログで有効と思われるビタミンやエッセンシャルオイルなどについて書いたが、今回は別の予防法を紹介しよう。
数日前にネットでこんな記事を見かけた。
『武漢から帰国したインド人に感染者はゼロ?カレー効果は本当か』
https://www.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=780941&ph=0&d=0148
内容を1行でまとめると、
「武漢からインドに帰国したインド人700人にはコロナウイルス感染者が一人も確認されなかったが、これは彼らが毎日食べていたカレーのおかげでははないか?」という記事。
これは当然あり得る話である。
カレーに含まれる各種スパイスに抗ウイルス効果があることは、すでに多くの研究が示しているところである。
たとえば、八角。
抗インフルエンザ薬のタミフルは八角(学術的にはトウシキミ。別名スターアニス、とも呼ばれる)を原材料に作られている。より正確には、トウシキミに含まれているシキミ酸がタミフルの合成材料のひとつ、ということである。
中国で新型インフルエンザが流行ったとき、この事実を聞きつけた中国人が八角を買いあさり、スパイス屋の店頭から八角が消えた、というニュースがあった。
この騒動を受けて御用学者は「単なる香辛料であって、インフルエンザの予防効果はありません」とコメントした。
なるほど、「八角を食っとけば新型インフルエンザにかからない」とは言えないだろう。しかし八角(およびその他の香辛料)に様々な免疫賦活作用があるのもまた、事実である。
たとえば、クルクミン。
ウコンに含まれている成分として有名で、日本人はウコンと聞けば「二日酔い対策のあれね」という感じだろう。
しかし結局のところ「ウコン(日本語)=ターメリック(英語)」で同じものなんだけど、ターメリックと聞けば、急にインド感が漂いませんか?^^
そう、カレーには多くの香辛料が使われているが、まず間違いなく含まれている香辛料のひとつは、ターメリックである。
そしてターメリックの成分のクルクミンには、抗ウイルス効果が確認されている。
このような論文がある。
『クルクミンはインフルエンザウイルス感染および血球凝集活性を抑制する』
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308814609010553
「クルクミン(ジフェルロイルメタン)は広く利用されている香辛料であり、食品の着色にも使われている。多くのエビデンスが、クルクミンに多様な薬理活性(抗菌作用など)があることを報告している。本研究では、クルクミンに抗インフルエンザ活性があるかどうかを調べた。
細胞培養試験の結果、30μモルのクルクミンの投与により、ウイルスの産生が90%以上減少した。プラーク減少テストを使って50%効果濃度を調べると、約0.47μモル(選択指数92.5)だった。
薬剤付加時間実験によって、クルクミンにはウイルス分子の感染力を直接的に抑える作用があることが示された。この機序は、血球凝集の抑制によるものである。この作用はH6N1型に対してのみならず、H1N1型に対しても確認された。アマンタジンの場合とは異なり、ウイルスはクルクミンに対しては耐性を生じなかった。さらに、構造アナログの抗ウイルス活性との比較から、クルクミンのメトキシ基はヘマグルチニンとの相互作用にさいたる影響を与えていないことがわかった」
薬には耐性を生じたのに、クルクミンには耐性を生じなかった、というところがいかにも天然成分ぽくて、いい研究だ。
こういう研究に対して、「インフルエンザウイルスに効いたとしても、新型コロナウイルスにも効くとは言えないだろう」と言われれば、お説ごもっとも。効く、と断言はできない。
効くと主張するためには、in vitro(試験管レベル)なりin vivo(実験動物レベル)なり疫学研究(「カレーを週三回以上食べてる人とそうでない人とでは新型コロナウイルスの罹患率が何倍違う」みたいな)なりの科学的データがいるが、そういうのは今のところまったく存在しない。新型ウイルスなんだから、当然のことだけど。
しかしウイルスの増殖機構はおおむね共通していることが多いものである。
科学的データが出そろうのを悠長に待つよりは、効く可能性のあるものを一応試してみる、という柔軟な姿勢のほうが、実際的かつ賢明だと思う。
カレーを意識的に食べるようにしたり(ただし市販のルーを使ったカレーは粗悪な油を使っていることが多いから、お勧めしないよ)クルクミンやウコンのサプリを摂ることで、少しでもウイルスの罹患率を下げられれば、もうけものだよね。
2020.2.16
アスペルギルス・テレウスの産生するカビ毒territremsは、実験動物に振戦を起こす(振戦とは、手足などの不随意運動のこと)。
それだけの現象ではあるけれど、ここから様々な仮説を立てることができる。
「territremsで起こる振戦は、たとえば癌の化学療法を受けた患者に見られる振戦と違う機序によるものか。それとも同じか」
「多発性硬化症やパーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)に見られる振戦はどうなのか?あるいはそもそも、これらの疾患は神経疾患というよりは、真菌中毒症によるものではないか」
「これらの疾患には遺伝性があるとされているが、本当か?あるとしても、それは結局、カビ毒に対する免疫能の強弱、という可能性は?」
研究を進めるうちにわかってきたことは、territremsが酵素アセチルコリンエステラーゼ(AchE)に不可逆に結合する、ということである。
AchEの作用は、その名の通り、アセチルコリン(興奮性神経伝達物質)を分解することである。
つまり、territremsがこの酵素の働きを阻害することで、アセチルコリンが分解されないままシナプスに増加し、副交感神経の過剰興奮が起こる。
可逆性のAChE阻害は薬にしばしば利用されていて、ドネペジル(認知症)、クロルプロマジン(統合失調症)などもこの類である。
しかし不可逆性のAChE阻害となれば、その用途は兵器か殺虫剤、いずれかである。サリン、タブン、ソマン、VXガスなどの毒ガスはすべて、このカテゴリーに属する。
こういうことは、医学部で教わらない。
癌になって化学療法を受けて手足の振戦が出現したとして、主治医に「これは治療薬のなかに含まれる毒素がリダクターゼをブロックしているせいでしょうか。それとも、何らかの別の酵素をブロックしているのでしょうか」などと聞いてはいけない。
たとえば医者は学生時代にペニシリン(カビ毒)の作用機序として、「細菌の細胞壁合成を阻害する」と習う。細菌には細胞壁があり、ヒト細胞には細胞壁がない。従って、ペニシリンは細菌には有害だがヒトには無害なのだ、と。
本当?
ではなぜ、ペニシリンの静注で突然死する人がいるのか?製薬会社はこれを「アレルギー」と説明している。
しかし亡くなった人を死後解剖すると、大量の溶血(赤血球の破壊)が起こっている。これは、アレルギーというよりは、カビ毒の作用そのものである。
ペニシリンが細胞壁に作用しているのではないのなら、一体何に作用しているのか?医学部の授業で習わない、本当の作用機序は?
これについて話すには、少々の回り道が必要である。つまり、ライフ(Royal Raymond Rife 1888~1971)の業績に触れないわけにはいかない。
1920年代にライフはユニバーサル顕微鏡(the Universal Microscope)を発明したが、これは現在の電子顕微鏡に比肩するほど高性能だった。
あらゆるタイプの光(偏光、白色光、暗視野、赤外線)を使えることはもちろん、さらにすごいのは、微生物を生きたまま拡大できることである。
電子顕微鏡においては、標本は冷凍し、薄くカットされてプレパラートが作られる。つまり、死んだ標本しか観察することができない。
しかしライフは微生物を生きたまま観察できたのである。彼は、微生物が様々に形態を変えることに気付き、また癌細胞の観察によって、癌細胞の内部に微小な有機物が存在することにも気付いた。
さらに彼は、共鳴周波数音波(resonance frequency sound waves)を用いて微小な”癌ウイルス”を殺す方法を開発した。彼はこうしたすべてをビデオに記録した。
音波で癌細胞を殺す、とは突拍子もない発想に思えるが、なんと、超音波を使った癌治療はすでに有効性が確認されている。
『癌治療のための低出力超音波〜レビュー』
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4362523/
これは2015年の論文(レビュー)である。レビューが出るということは、少なくともその数年前から各所で音波を使った癌治療が行われていたということだ。
ライフが音波による癌細胞破壊効果を確認したのは1920年代から30年代にかけてのことだから、現代医学はライフの発見から90年を経て、彼の正しさをようやく証明した格好である。
このレビューによると、音波による癌治療と一口に言っても、ソノダイナミック療法、超音波介在化学療法、超音波介在遺伝子送達、抗血管新生超音波療法など、いくつかのタイプがある。
ただ共通するのは、どれも超音波による熱作用と慣性キャビテーション(空洞現象)による生体効果であり、かつ、どれも癌細胞を死滅させることに成功したことである。
すべての物体にはその物体固有の振動数がある、というのは物理学で認められているところである。だとすれば、癌細胞には癌細胞固有の振動数が、正常細胞には正常細胞固有の振動数があるはずで、その違いを利用すれば、癌細胞に対してだけ選択的に作用する治療が可能だということである。
うろ覚えだけど、昔ナイトスクープで、歌手が声でワイングラスを割るのを見たことがある。声という単なる空気の振動で、ワイングラスという、れっきとした個体を本当に壊せるというのは、なかなか衝撃的だった。
音波にそれだけの実際的な力があるのなら、癌細胞くらい破壊できても不思議はないようにも思える。
ライフの評判を聞きつけた医師らが、彼のもとに難治患者(合計17人)を紹介したが、その17人全員が完治したことで、ライフの名声はさらに高まった。
1931年11月20日、カリフォルニア在住の医師ミルバンク・ジョンソンの邸宅にて、「すべての病気の終焉」(The End of All Disease)を記念して祝宴が開かれた。ライフの功績を讃えるために、44人の医師が参加した。
しかし彼の栄光はここまでだった。
ロックフェラーが、いよいよ本気で彼を潰しにかかった。アメリカ医師会および州当局はライフに対して医学的根拠のない治療を即刻停止するよう警告してきたが、話が噛み合わないため、当局は実力行使に出た。
ライフの研究資料を没収し、顕微鏡の提出を拒否したことから医師免許を没収した。
数年のうちにライフは破産し、彼の顕微鏡は破壊され、ニュージャージーにあった研究施設は焼き払われた。
ライフの顕微鏡はだいたい6000個の部品からできていたというが、今日に至るまで、その一部品たりとも見つかっていない。ただ、彼の音波マシンが3台だけ残っているが、これだけでは意味がない。というのは、ライフの顕微鏡(the Universal Microscope)で生きた微生物を確認しながらこの音波マシンを使ってこそ、初めて有効に使えるからである。
ん百年前の話とかではないですよ。20世紀前半の、民主主義国家のアメリカで、医学史に燦然と輝くべき偉大な研究業績が徹底的に潰され、完全に抹消された。個人の所有物(研究資料、顕微鏡など)を破壊し、研究施設を焼き払ってまで。こんなに野蛮なことが、本当に行われたんだよ。
ロックフェラーはライフを殺さなかった。失意のどん底に陥ったライフはアルコールに耽るようになり、二度と研究に打ち込むことはなかった。一科学者をあっさり殺してしまうよりは、自分に楯突いたこの反逆者に惨めな晩年を送らせるほうが、周囲への見せしめになると彼らは考えた。
ね、ロックフェラーを敵に回すと怖いでしょう?( ´Д`)
参考
“Proof for the cancer-fungus connection”(James Yoseph著)
2020.2.15
電話をとると、深刻な女性の声が「今、17週。妊娠中期で、堕ろしたいのですが、可能でしょうか?」
あるいは、男性の声が「男性不妊ではないか、と思っています。そちらで精子の運動能を検査して欲しいのですが、今日お伺いしていいですか?」
あのね、それ、ナカムラクリニック違いですから!
でも仕方ないことかもしれない。
ややこしいことに、神戸市内だけでも、ナカムラクリニック、いくつかあるんだよね^^;
東灘区のナカムラクリニックは産科・婦人科が専門で、上記のような主訴の電話は、まず間違いなく、東灘のナカムラクリニックさんと勘違いしておられます^^;
開業から40年の立派なクリニックです。
当院にちょくちょく間違い電話が来るように、向こうにも「栄養療法のことで相談したいのですが」みたいな意味不明の電話が行っている可能性は高いと思う^^;
まったく同じ名前で開業したことでご迷惑おかけしていると思うので、一度ご挨拶に行ったほうがいいかもしれない。
垂水区には、なかむらクリニックがあります。麻酔科、リハビリ科、小児科を標榜しておられます。
また、その他、中村医院がふたつ(西区、東灘区)、中村レディースクリニック(西区)、中村内科(東灘区)、なかむら耳鼻咽喉科(兵庫区)、中村眼科医院(北区)、中村歯科医院(灘区、北区)、中村デンタルクリニック(東灘区)と、もう、神戸だけでも「中村」があふれている。
全員家族なら、一大グループなのにね^^
同じような名前が乱立するのには、理由がある。
神戸市はクリニックの名前として、基本「名前+クリニック」か「名前+医院」しか認めていないんだ(なぜだろう?頭がカタイね)
何かもうちょっと凝った、個性的な名前(たとえば『健康ニコニコクリニック』とか)をつけたいとなれば、その理由を書いた書類を提出しないといけない。
僕はそれがめんどうだったので、あっさり、ナカムラクリニック、で登録を済ませた。
しかし産婦人科のナカムラクリニックさんに新参者の当院が迷惑をかけていると思うと、僕のほうがもうちょっと工夫した名前で開業するべきだったな。
ちなみに、クリニックの名前だけではなくて、僕の名前も安くて、同姓同名があちこちにいる。
まず、中村の時点で、全国名字ランキング8位で約百万人(1044000人)いる。
『名字由来ネット』
https://myoji-yurai.net/prefectureRanking.htm
下の名前もよくある名前だから、多分、日本全国で数十人はいるんじゃないかな。
しかし友達の話を聞いていると、レアすぎる名前でも、それはそれできついのかなという気がする。
「漢字だとほぼ確実に読んでもらえない」とか「百均のハンココーナーには絶対置いてない」とかは笑い話にできるけど、名前のせいでいじめられたという人もいるだろう。
「自分の名前は地元にしかない名前で、この名前の人は自分を含めてもうあと12人しかいない」とか、子孫を残さないとっていう変なプレッシャーを感じるよね^^;
このあたり、僕には「中村姓を残さねば」みたいな圧力は皆無なので、その点は気楽です^^
僕はかつて「名前なんて親が子供に勝手につけた、単なる記号だ」と思っていた。それ以外の意味なんて何もない、と。
いかにも幼い考え方だったな。今はそんなふうには思わない。
宮崎駿の『風の谷のナウシカ』は映画で見たことがある人は多いだろうけど、マンガ版で読んだこと、ありますか?
映画版にはないけど、マンガ版には、ナウシカが巨神兵を手なずける場面がある。それまではろくに話すこともできなかった巨神兵が、ナウシカから『オーマ』と名付けられたことで、ナウシカを母親のように認識し、急速に知性を発達させた。
あるもの(物、者)に名前を与えることでそれが精神性を獲得したり、命名者に恭順の意を示したり、という設定は、すごく示唆的な感じがした。
名前は、自と他を区別するための単なる記号じゃない。もっと深い、もっと精神的な意味を持ったものだ。
こう思うようになったきっかけは、いわゆる”見える人”に会ったことで、以前のブログにその経緯を書いたことがあるけど、諸事情からそのブログは非表示にしました^^;
ただ、その人も言ってたけど、子供にいわゆるキラキラネームをつける昨今の風潮は、相当やばいよ。
物質でさえ、命名することで、その名前に応じた精神性を持つと僕は思っている。ペットはもちろん、人間となれば名前の影響はものすごく大きい。
基本的に一生背負っていくものなんだから、もうちょっと真面目に名付けてあげないと。
2020.2.15
FDAの長官は大統領が指名することになっている。しかし事実上、ロックフェラー財団の代理人が選ばれることは、公然の秘密(public secret)である。
アメリカの大統領の権限は強大で、各省庁のトップを自由に罷免することさえできるが、FDA長官だけは例外である。
大統領が正義感を働かせ、FDA長官の不正行為を糾弾し、彼を罷免しようものなら、ロックフェラー様の怒りを買うことになる。そうなれば、よくても大統領職からの失脚、下手をすれば暗殺されることになる。リンカーン、ガーフィールド、マッキンリー、ケネディ。皆、アメリカ国民のことを真に思いやる本物の政治家だった。しかし、その”本物さ”ゆえにロックフェラーの不興を買い、暗殺された。
アメリカの歴代大統領はこのあたりの政治力学をよく知っている。誰だって(僕もあなたもアメリカ大統領も)、殺されたくはない。
つまり、ある意味でFDA長官は大統領よりも強い権限を持っている。
アメリカ国民の健康福祉のために奉仕する機関が、FDA長官個人の思いのままに(イコール、ロックフェラーの思いのままに)動くというのは、恐ろしいことである。
これは日本人にとって対岸の火事ではない。アメリカで認可された薬や医療器具は、遅かれ早かれ日本も追随して認可することが一般的だから。
2009年4月、FDA長官の横暴に対して批判の声を上げた人々がいる。それは意外にも、FDAの研究者たちだった。
FDAと一括りに語られるが、FDAは巨大な組織であり、強固な一枚岩というわけではない。
FDAの研究部門に勤務する職員たちは、長官を含む幹部クラスの度重なる不正行為に対して、怒りの告発に踏み切った。アメリカ大統領バラク・オバマに対して、FDA長官の不正行為を直々に訴える手紙を送ったのである。手紙は大手マスメディアにも同時に送信された。
『Dear Mr. President』
https://www.finance.senate.gov/imo/media/doc/prg040209a.pdf
告発されたのは、たとえば、新薬の許認可のプロセスにおける不正である。
新薬の許認可はOECD(医薬品研究評価センター。FDAの一部門)が行うことになっているが、事実上、CDERのトップには選択権がない。科学的データや法律に照らして考えればその新薬が不適切だったとしても、ノーということはできない。仮にその新薬の認可を却下するような正義感のある人がトップだったとしても、話は簡単で、その人を更迭して首をすげかえればいいだけのことである。金のために良心を捨てる研究者はいくらでもいる。
手紙の中にこういう一節がある。
「2009年1月7日にFDAの研究者有志がジョン・ポデスタ氏に直訴の手紙を書きました。『この手紙とあなたの行動によって、私たちは未来のFDA職員が、現在私たちがFDA幹部に対して味わっているようなフラストレーションや不安を経験することがないよう、切に祈っています。現在、FDAの研究室の雰囲気は異様です。誠実な職員が、不誠実な職員を恐れています。逆ではありません。FDA職員およびFDAの任務は、国民から誠実であることを求められています。しかし今や、誠実な職員は不誠実な職員からの報復を恐れて、まともな仕事もできない有り様です。早急にFDAを変革することが必要です。もはやFDAは財政的に破綻しており、適切な機能を果たしていません。この国の財政的健全さと身体的健全さのためには、FDAを再構築して、適切な機能を取り戻すことが必要です』」
具体的に、どのような不正があったのか。たとえば以下のようなものがある。
・いわゆるモーニングアフターピル(levonorgestrel) の認可にまつわる不正。経口避妊薬は本来”事前”に服用するものだが、予期せぬ事態(コンドームが破れるなど)があった場合に、”事後”の服用で妊娠を防ぐのがこの薬である。FDA職員はそのリスクを警告していた。
・医療機器·放射線保健センター(FDAの一部門)のトップが医療機器の科学的レビューを捏造したが、その不正を内部告発したFDA職員が報復にあった。
・乳癌を検知するために使われる医療機器について、関連部門のFDA職員が全員反対したにもかかわらず、認可された。医療機器評価事務局の局長ドナ・ベア・ティルマンに”不適切な政治的圧力”がかかったためである。FDAの専門職員の意見をすべて却下する決断は、コネティカット州議員クリストファー・シェイズから一本の電話があった直後に行われた。
・FDA高官はReGen Biologics社のロビー活動に屈して、同社の商品(Menaflex膝インプラント)を異例の短時間で認可し、同社に有利な契約を締結した。やはり、FDA職員の反対を押し切ってのことである。
・FDA長官フランク・トルティがFDA職員に送ったメール「FDA職員は守秘義務を守らなければならない。これにはFDA内部の他の職員とのメールのやりとりも含まれる。この規律を犯した者は懲戒処分あるいは刑事責任を負うことになるだろう」
・医療機器·放射線保健センター長官ダニエル・シュルツは、20人以上のFDA職員(科学者、医者、経営スタッフ)が全員一致で認可に反対する医療機器を認可した。FDA職員の全員一致の反対を押し切って認可を与えた例は、FDAの歴史上、初めてのことである。
・ドナ・ベア・ティルマンは、臨床的有効性がまったくなく、それどころか使用によって死亡リスクが高まる医療器具(Intergel)を認可した。これは外科手術時に使うと癒着を防ぐ効果があるとされたが、その臨床的有効性を示すデータはまったくなかった。認可から2年も経たないうちに、販売企業はこの商品を市場から引き上げることになった。患者のなかに、術後の疼痛、異物反応、癒着による再手術、死亡(3件)などの副作用が相次いだためである。
『FDA承認(FDA-approved)』という文言は、一般に、水戸黄門の印籠のように受け止められている。
しかし、上記告発にあるようなFDAの実態を知れば、それが全然ありがたいものではないことがわかるだろう。
FDAの研究者にはアメリカ国民の健康に心から奉仕したいと思って働いている人も多い。しかし腐敗した内情を知って、彼らは深く失望することになる。「科学が国民の健康に役立つどころか、企業を利する道具にしかならないのなら、一体自分の仕事には何の意味があるのだろうか」と。
さて、肝心のポイント。
この陳情の手紙に対して、オバマ大統領は一体どのように対応したのだろうか?
なーんにも動きません^^;おかげでオバマさんは殺されることもなく、無事、任期を終えました。
FDA長官は相変わらず不正を繰り返し、ロックフェラーの関連企業に延々お金が流れ続ける。
カビ毒のスタチン製剤がほとんどノーチェックで認可されたことなんか、ごくごく氷山の一角の話。
こういうのが現代社会の構造なんよねぇ。
参考
“Proof for the cancer-fungus connection”(James Yoseph著)