院長ブログ

真菌、コレステロール、癌17

2020.2.22

公共の水さえ、毒物で殺菌消毒されている。
血液より1万倍酸性度が高い液体を日常的に飲むわけだから、この現代社会で健康を維持するのは大変なことである。
先進国では自己免疫疾患が急激に増加している。これは、いわば、私たちの体が内側から”腐り始めている”ためである。
危険な飲み水、ワクチン、農薬、食品添加物、有毒な薬などによって、CWDsが毒素を産生し、それによって血管が腐敗するのである。

自己免疫疾患というのは、白血球が暴走し自分の組織を攻撃する病気、ということになっているが、これは違う。白血球は何も間違っていない(「免疫は常に正しい」)。
白血球は、CWDsの産生する毒素によって変性した細胞を排除しようとしているだけのことである。
自己免疫疾患において、白血球、カビ毒、毒素産生CWDs、これらの三つは必ずワンセットである。
体内環境の悪化 → CWDsの毒素産生 → 毒素による組織変性 → 白血球による変性組織の除去

すべては理にかなった流れである。
「白血球は、僕らの体を守ってくれる免疫部隊」などという表現は、かえって本質を見誤らせる。妙な擬人化はやめておくがいい。
カビ毒によって腐敗した組織は、守るも何も、体にとって純粋に”ゴミ”である。白血球は単に、ゴミ掃除をしようとしているだけである。
しかし一般の医療は、この本質を理解していないのだから、治療に成功する道理がない。

たとえば関節リウマチに対して、一般の病院では、ステロイド、メトトレキサート、インフリキシマブなどが投与される。これらはいずれも免疫抑制剤である。
根本の原因に目を向けず、白血球による清掃作業を邪魔することで「治癒」を目指している。
治癒どころの話ではない。むしろ薬の副作用にむしばまれて、状況はますます悪化することだろう。たとえば以下のような副作用が起こる。
感染症(風邪、肺炎、インフルエンザ、B型肝炎再活性化、蜂窩織炎、結核、肺真菌症、尿路感染症、胆道感染症、腸管感染症、細菌性心内膜炎、敗血症など)
癌(悪性リンパ腫など)
その他(狭心症、心筋梗塞、間質性肺炎など)

体内環境の悪化(酸性化)を放置して、そこに得体の知れない毒物をさらにぶちこむのだから、ますます血液が汚れることになる。CWDsがカビのように菌糸を伸ばして増殖し、いっそう繁茂する。
関節リウマチ患者には、悪性リンパ腫や心血管疾患の発症率が何倍高いなどという疫学があるが、こうしたことはCWDsの挙動を考えれば当然のことである。

結局、すべて、カビ毒である。
由来や形態は違えど、慢性疾患の病因はすべてここに帰結する。
たとえば癌の原因は、以下のようにまとめられる。
・食品中に含まれるカビ(江戸時代や明治時代の癌はこのタイプ)
・真菌様CWDs(体内環境の悪化によりCWDsが真菌様に分化し、カビ毒を産生する)
・抗生剤(カビ毒そのもの)
・スタチン(カビ毒そのもの)
これらはいずれも、正常な細胞機能を狂わせ、細胞周期を破綻させる。こうして癌が発生する。

癌の予防のために心がけるべきは、まず、薬を飲まないことである。
癌の発生率はアフリカで5%、イギリスで27%であることを思い出すとよい。西洋医学へのアクセスが悪いおかげで、アフリカは”救われている”。

カビ毒から抗生剤(antibiotic)が作られるというのは、文字通りの意味である。
読んで字のごとし、抗生剤はanti-bio(=life)、つまり、「生命へのアンチ」である。有機物を腐敗させ、土に返すのが、カビ毒の任務である。
「”生命へのアンチ”だとしても、病原微生物を殺してくれるのなら、ありがたいことではないか」これがパスツール流の発想である。
しかし根本原因を見据えない治療は、必ずしっぺ返しを食らう。
1928年にペニシリンを開発したフレミング自身、薬剤耐性菌の出現を予言していたし、実際その通りになった。

薬剤耐性とCWDsの関係は、生命の本質についての重要な示唆を与えるものである。
次回はこのあたりについて、考察しよう。

参考
“Proof for the cancer-fungus connection”(James Yoseph著)