院長ブログ

8

2018.8.8

昔『トリビアの泉』で、「昭和33年3月3日に生まれた人は、平成3年3月3日に33歳の誕生日を迎えた」というのを見て、「へー」と思った。
昭和と平成をまたいでいるのがすごいね。昭和天皇の崩御がずれていれば成り立たないトリビアなわけだから。
このトリビアに対抗して、というわけでもないけど、僕にも同じようなネタがある。
僕は、1980年8月8日に生まれて、1988年8月8日に8歳の誕生日を迎えた。
8の連発。
そういうこともあって、8というのは、僕にとってはお気に入りの数字だ。
横に寝かせれば無限大。漢数字にすれば「八」で末広がりで縁起がいい。
化学的に見ても、オクテット則により原子の最外殻電子が最も安定するのは8個。オクターブというように、ドレミファソラシドの8個で音のワンセット。
タコは英語でoctopus、これはギリシャ語で「八本足」の意。Octoberは10月だけど、これは9月から12月までは数字が二つずれたからで、本来は8番目の月って意味だよ。
元号で言えば、昭和55年8月8日生まれ、ということで、5588という並び。これはこれできれいだ。5対8というのはほぼ黄金比だし。
中国人はゲン担ぎで8という数字を異様にありがたがる。八の発音が「発」に近くて、これには「発展」とか「富む」というプラスの意味合いがあるらしい。中国では8のゾロ目のナンバープレートとか電話番号が、高額で取引されている。
僕もこの生年月日なら、中国で生まれたほうが人生開けたかもしれんなぁ笑

そう、今日、僕は38歳になった。
姉とごうちゃんが誕生日を祝ってくれた。
しかし、ごうちゃん、ええ顔してるなぁ笑

普段糖質はあまり食べないんだけど、誕生日にサプライズでケーキをプレゼントされれば、どうするか。そういうときは、もちろん遠慮なく食べます。
「このケーキには大量の精製した砂糖、トランス脂肪酸、乳化剤が含まれてて」みたいな小賢しい知識は一時的にブロックする。説教くさい医者の仮面は脱ぎ捨てる。
僕の誕生日を祝おうとしてケーキを買ってきてくれた、その思いに応えて、ケーキを満喫する。そのときだけは、いわば、お祭りモードに切り替えるわけ。
でもその翌日には、ジムでいつもより長く運動したり、っていうことはするんだけど。
チートデイはあってもいい。「申し訳ないけど糖質は一切食べないから」と誕生日ケーキまで拒否するような生き方って、ちょっと寒い。そこまでして完璧主義に走る必要はなくて、8割主義くらいで充分だと思う。8が好きだから、というわけでもないけど笑
しかしさすが、ごうちゃんも姉も僕のことをよく分かってて、出てきた「ケーキ」は、写真のように、ロウソクを立てたスイカでした笑